お子様の難聴について

お子様の難聴

生まれつき両耳に中等度以上の難聴を持つお子様は、約1000人に1人おられ、成長するにつれさらに増えていきます。難聴は目に見えないため、赤ちゃんの時期にはわかりにくいのですが、気づかずにいると言葉発達が遅れるなどし、学習やコミュニケーションがとりにくくなります。そのため、お子様の難聴は早期に発見し、治療を行ったり、対応することがとても大切なのです。

以下のような場合、当院にご相談ください。

  • 新生児聴覚スクリーニングで片耳または両耳『要再検査(Refer)』となった
  • 新生児聴覚スクリーニングを分娩施設で受けることができなかった
  • 1歳半、3歳児健康診査などで耳鼻科受診を勧められた
  • 音への反応が乏しい、または聞き返しが多いと感じる
  • 言葉が遅い、または言葉の数が少ないと感じる
  • 中耳炎を繰り返す、または長期間治らない

乳幼児難聴精査の流れと当院で実施できる検査について

当院でできる乳幼児向け聴力検査

聴性行動反応検査(BOA)(生後2ヶ月程度~)
おもちゃの太鼓の音などを聞いたときに、お子様が「びくっとする」などの反射・反応の様子を観察します。
条件詮索反応聴力検査(COR)視覚強化聴力検査(VRA)(生後8ヶ月~3歳まで)
検査音と共にかわいい画像が点灯します。お子様に興味を持っていただき、検査音への気づき、反応をみて聴力を測定します。
遊戯聴力検査 (3歳程度~)
音がきこえたらビー玉などの玩具を移動します。楽しみながら聞こえの検査をします。
DPOAE:耳音響放射
内耳の機能を調べます

まず、当院でこれらの反応を確認します。また中耳炎や耳垢など聴力に関わる疾患の治療を行います。

VRA

紹介先の精密聴力検査機関で行う聴力検査

並行して、必要に応じて、当院では行っていない下記の検査を精密聴力検査機関に迅速に依頼、難聴の早期発見を目指します。院長自身、現在精密聴力検査機関にも在勤しているのでシームレスな連携が可能です。

ABR:聴性脳幹反応
音を聴いたときの脳幹の反応(脳波のようなものです)を調べます
ASSR:聴性定常反応
ABRをさらに検索する音の範囲を広げたものです
ピープショーテスト(2歳程度~)
COR・VRAに飽きてしまい、まだ遊戯聴力検査ができないお子様向けの電車を使った聴力検査です
CT・MRI:各種画像診断
必要に応じて精密聴力検査機関で予約取得します
難聴の遺伝子診断
難聴と診断されたお子様とご両親が対象となります 詳しくは精密聴力検査機関でお尋ね下さい